3分で分かる”ぶさべじ”
こんにちは。くぼ(久保陽香 (@U70604) | Twitter)です🌞
最近、関西の学生イベントに参加してたら、初めて会った人に
でもでも!それに伴って、
「ぶさべじって楽しそうだけど、いまいち何やってるかわからないんよね〜」
って言われることが結構あって。
….確かに…!笑
Twitterの投稿とか、公式アカウント私物化問題も浮上しましたし。
よく分からないよね、私たち。
⚠️問題のTweet⚠️
今夜だけはイケベジ🍾🍠#discisoup #残ったネギ達 #全部いただきます pic.twitter.com/Rbpd5L2R2j
— ぶさべじ〜ぶさいく・べじたぶる〜 (@busa_vege) 2017年4月29日
うん、この際、ちゃんと説明しよう。
いやでも、まてよ。
ちょっと隠れたものがあって神秘的で不思議感あった方が、人って惹かれるんじゃね….?
どうしよ〜かな〜言っちゃおっかな〜
なんて思ったり、思わなかったり。
いや、うるせーよ。
はい!
ということで今回はぶさべじについてぱっぱっぱっと!3分で説明します!
ぶさべじって?
正式名称”ぶさべじ〜ぶさいく・べじたぶる〜”
食の意識変革を起こす、神戸大学公認学生団体。
公認キャラクターは”ジュン”
活動のモットーは”ワクワクを体現する!” 現在8人で活動しています!
✴︎メンバー紹介✴︎
✴︎代表
神戸大学経済学部3年!くぼちゃんかはるさんと呼ばれたい!久保陽香!
✴︎副代表
はい、大好き。副代表兼親友兼ハウスメイト。神戸大学農学部3年、もえなこと岡久萌菜!
✴︎現メンバー
この笑顔に照らされたら邪念が昇華されます。神戸大学国際文化学部2年、ぐっちゃんこと田口春香!
食を制するものは世界を制する、岡愛基準。神戸市外語大英米学科2年、おかあいこと岡愛。
ぶさべじのマドンナ。神戸大学国際文化学部2年、キム・ユキこと木村有紀。
頼れるぶさべじ創設者、純さんこと佐々木純。
✴︎新メンバー
素直さと行動力を兼ね備える。神戸大学国際人間学部1年、シュウくんこと工藤柊君。
デザインもシュールなボケもさらっとこなします。神戸大学文学部2年、ばんちゃんこと番匠谷拓実。
ぶさべじが目指すもの
食料の無駄がなく人々が豊かさを実感している社会の実現。
食料の無駄って?
セールの時に買いすぎちゃって知らず知らずのうちに食品を腐らしてしまって捨てたこと
使おうと思って食材を買ったはいいけど、結局時間がなくて手がつけられず腐らせてしまって捨てたこと
皆さん1度は経験したことがあるのではないでしょうか?
実際
まだ食べられるのに捨てられている食べ物、いわゆる「食品ロス」が日本では年間約632万トンにも上ります。
これを日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分(約136g)のご飯の量を捨てていることになります。
「食品ロス」は生産・流通・加工・消費まで様々な場面で発生しますが、約半数は家庭から出た「食品ロス」なんです。日本では、必要以上に購入して、それを使わずに捨ててしまう消費者が多くいます。
捨てるという行為は決して気持ちいいと感じる人はいないのに、なぜはみんなは捨ててしまうのでしょうか?
豊かの実現って?
内閣府の調査によると、
特集 今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~|平成26年版子ども・若者白書(概要版) - 内閣府
諸外国の若者と比べ,自分の将来に明るい希望を持つことができていない。
自己肯定感が高い若者の特徴をみると,家族関係,学校生活,職場生活が充実し,満足している若者ほど,自己肯定感が高い1。(
ということから、日本の若者は他国と比べ、自己肯定感が低く、将来への肯定感も低いために将来に希望を持つことができていないよう。しかしその原因から、毎日の生活に充実感を得ることができれば、自己や将来への肯定感も高まるのではないかと考えられます。
日本のために何らか役に立ちたいのだけれども,具体的にどのように関与できるのか,また,自らの社会参加により具体的に社会を変えられるのかについては確たる意識を持つことができていない。
ということから、日本社会に対して自分ならどんなことができるのかが不明確なため、自分の力や意思に自信を持つことができないのだと考えられます。
こんな現状をどうにかしたい!と思った時。思いついたのは、大好きな”食”の力に頼ること!
美味しいご飯を食べて嫌な気持ちになる人っていない。
それに、人が毎日3回は”食べる”を行っている。
そんな身近で人の身体を創り、人の心を幸せにさせる”食”が入り口なら
普段は考える機会の少ない”社会”だったり”自分自身”だったりを、
美味しく!楽しく!考える!
ことができるんじゃないかな、と思ったんです。
ぶさべじがすること
「農家をヒーローに!学生をクリエイターに!」
✴︎ヒーローって?
情熱を持ち愛情をたっぷり注ぎ野菜を育てあげ、自然と共存し私たちの食を支えてくれている農家さん。
そんなかっこいい農家さんの魅力を発信し、農家と学生をつなぐことで、学生にとって農家さんを尊敬できるヒーローにします! また、農家さんの売り上げUPに貢献し、学生の「農家は稼げない」といったイメージのザザザっと取り払います!
✴︎クリエイターって?
クリエイターには大きく3つの要素があります。
①食文化創造:自分の手や頭を使い料理をして、これからの食文化を創造する
②自己実現:自分の得意や好きに気づき自分を実現する
③社会創造:これからの食にまつわる社会のあり方(環境・経済システム・食の安全・健康)を創造する
そんなクリエイターたちに七変化させちゃいます!
ぶさべじの活動って?
ぶさべじは、農家の浅川元子さんに主にお世話になっています!
浅川さんは、自分で自分の”食”をつくりたいと、会社を辞めて農家になり、現在は神戸市西区でチアファーム(https://www.facebook.com/cheerfarm/)を経営されています!(かっこいいいい!!大好き!!!💕)
また主な活動は、
①野菜付きシェアハウス”ぶさべじはうす”の運営
月2回浅川さんが直接家に野菜を届けに来てくれます!スーパーでは買えないよう、美味しくて新鮮で浅川さんの愛情が感じられるお野菜が常に家にある安心感と幸福感といったら....もうねえ...💕毎日豊かを共感しまくっています...💕
住所は、神戸市灘区青谷町4-5-8(三宮から市バスで20分)現在入居者は私含め3人で、残り1部屋が空き部屋です!急げ!🏃
こちら、ぶさべじはうすの朝模様🌞:【朝ごはん日記 vol.1】野菜付きシェアハウス”ぶさべじはうす”の朝 - べじぶろぐ
②ぶさべじご飯会
みんなで美味しくご飯が食べたい人なら誰でも参加できる、そんなちょっと変わったぶさべじご飯会。
毎回テーマと主役は決まっていますが、どんな料理ができるのかは全く想定できません!!!
というのも、当日会場のぶさべじはうすに参加者が集まると、まずそこには大量のお野菜が置いてあります。
それは前日に浅川さんが届けてくれたお野菜。
そんな野菜たちに触れながら、野菜自身のことや浅川さんのことをぶさべじメンバーが説明し理解してもらいます。
そこからは、集まって皆で”これ食べたい〜”やら”この前こういうの美味しかった〜”など今の食欲の種類や料理方法のアイデアを出し合い、そこから料理を創り始めます。
うどん打ったり〜
素材を生かしてさっと炒めたり〜〜
かき揚げ揚げちゃったり〜〜〜
皆で集まると、なんでかな!普段はめんどくさかったりして作らない料理にも挑戦しちゃうん!!!
そんでもって、出来上がった料理は、毎回毎回意味わからないくらい美味しい〜〜〜〜〜( ; ; )
食材の背景を知って、皆で協力して創り、皆で囲んで食べる料理ってなんでこんなに美味しいんだろう。
そんな体験を通じて、
今まで料理に対してハードルが高いと感じていた人でも、「なんだかんだ美味しくできちゃった!自分でも料理できるんだ…!」って料理が楽しいと感じて、料理を始めるきっかけになったり、
今まで料理は趣味で止まっていた人が、みんなから予想以上に「すごいね」って言ってもらって、それが自信につながったり
主役になった人が、自分の好きを紹介しただけなのに予想以上に人が笑顔になる瞬間を目の前にして、自分の好きを実現する喜びを感じたり、
そんなこれからの食についてだったり、参加してくれた方自身のこれからの生き方の何かヒントを感じられるご飯会を作り上げるようにしています。
次に控えるのは、5月14日《満員御礼》第7回ぶさべじご飯会〜日本×インド〜
インド帰りのぐっちゃんが主役でインド料理を皆で創りあげます!
その次は、6月11日のお昼時に、”パンとコーヒー会”
パン屋で働くおかあいとコーヒーを愛し勉強するキム・ユキのダブル主役です!
ぜひ遊びにきてください🏃💕
③野菜販売(店舗orぶさべじはうす)
主には、ぶさべじ会員”ぶさべじーず”である神戸大学生に対して、また王子公園前のミドリカフェ | オーガニックな庭・外構・公園緑地づくりや資材販売で毎月行われるハーゼ イコーゼ(5月)というイベントで販売します。
浅川さんから教えてもらった野菜のことや美味しい食べ方を、学生目線から、また浅川さんのファン目線から、魅力を伝えまくります!
そして、購入して食べた学生の反応を浅川さんに伝えています!
「人参嫌いやったけど、浅川さんの食べて初めて美味しいって思った!!!!」
「スーパーで野菜買えなくなったよ〜」
といった学生の声も!
この言葉聞いた時、そしてこの言葉を浅川さんに伝えた時の笑顔を見た時、
本当にぶさべじやってて良かったなあと感じることができます。
④浅川セラピー(畑仕事の手伝い)
これはぶさべじメンバーが一人ずつ浅川さんが月毎に提示した日に畑に訪問し作業させてもらいます!
畑で作業して、浅川さんとたわいもない話をして、汗かいて笑って夜はぐっすり泥のように眠って、翌朝は気持ち良い筋肉痛と爽快感で起床するという1日のデトックスプログラム。
ですので、私たちぶさべじは、これを浅川セラピーと呼んでいます。
ぶさべじ遍歴
ぶさべじ正式名称は、ぶさいく・べじたぶる。名前からも想像つくように、もともとは”規格外野菜を無くすこと”を目指して活動していました。
ぶさべじが始まったのは、2015年7月に、当時私が所属していた学生団体の尊敬している先輩である純さんが立ち上げた時です。その時、当時大学1回生だった奇跡的に私に声をかけていただき、一緒に活動することになりました。純さんは、本当に誠実な方で、私たちが知らない所で動きまくって、その上で私たちメンバーがしたいことをどうやったら活動に落とし込めるかを試行錯誤してくださいました。当時は、ぶさべじの主な活動として農業体験ツアーを企画していました。
しかし、私が2回生になった春に、純さんが東京に就職が決まったことで、ほとんど活動が停滞しました。共に活動していた他のメンバーも各方面で活躍するようになり、残ったのは久保と萌菜のみ。
そして2回生の5月、ぶさべじ活動に当事者意識がなかった責任と後悔を感じ、あれほど純さんが熱い想いも持ってぶさべじをやってきたのに、あれほど久保のことまで考えてくれたのに、、自分がなんとかせねば!と思い、代表を引き継ぎたいとの旨を告げました。
そして、ぶさべじ代表としてもう一度ぶさべじ活動を始めたわけですが、、、、、
時代についていけてない....?!
今までお世話になっていた農家さんや尊敬している方々に農業や市場の現状について伺っていると….。
あれ...
なんか...全然付いてけてない.......。
知らない間に農業市場状況は変わってきている。
今までの活動や理念じゃ全然通用しない。
現代社会は凄まじいスピートであらゆる事柄が変化していると言われていますが、まさにそれを痛感。
そして、
”ぶさべじが本当に達成したいことは何なんだろう?”
何度も活動していく中で違和感や壁にぶち当たりました。
しかしその一方で、農家さんの魅力や学生の素直な吸収力や斬新なアイデアに触れ、これからの農業や学生の可能性をも、めちゃくちゃ実感しました。
そうして、ぶさべじの理念や毎日の活動をももう一度見直し、自分自身に問いかけまくりました。
そして、お世話になっている方々に様々な厳しくも愛情のあるアドバイスをもらって考えた末、理念と活動を変更することにしました。
元々規格外を扱うぶさべじでしたが、方向性を変えて、ぶさべじが提供するお野菜は”規格外野菜”ではなく”野菜まるごと全部”にしたんです!
もちろん、農家さんが愛情たっぷりに育てあげた野菜全てをいただくわけですから、見た目キレイさは関係ないし不揃いなのは当たり前。そもそも規格という概念は、スーパーに並べる過程の流通のしやすさや人の食べやすさや見た目のために人間の都合によって勝手に作り上げられた概念。効率性だけを重視し人間の都合に偏りすぎた生産と消費を続けることに違和感を感じます。また、本当に食料の無駄をなくすのなら、流通段階よりも消費者の意識を変える必要があるのではないかと。そのことについても何度も考え今の活動に至りました。
最後に
本当、1年でこれだけ理念も活動も変わるということは、ぶさべじは今からもどんどん変革し続けると思いますしそのつもりです。社会は変わるんだから組織が変わるのも当たり前ですよね。
社会を意識しながら生活したこの一年間。唯一残ってくれたぶさべじの萌菜とも関係がうまくいかなくなったり、何をすることが正解なのが全然わからないけど誰を頼っていいのかわからなくなったり、
”孤独と恐怖”というモノを感じることが多かったなあと、振り返ってみると色々思いがぶり返してきます。
でも今や、それを乗り越え、萌菜とはより一層仲が深まり、そして6人のメンバーが周りにいてくれて、40人以上ものぶさべじーずやその他にもぶさべじを応援してくださる方々に支えられて、本当に幸せ者です本当。
これからも、常に本質を問い、守るべきところと変えるべきところを考え続けながら、そして目の前にいる人の幸せを全力で考えながら活動していきたいと思います。
いや、これ3分で読み終わるんかな!!わからんけど!これからもぶさべじをよろしくお願いします!🙇