【チアファーム 元農園】ぶさべじのお母さん 浅川元子さんって?
みなさんこんにちは🌞お元気ですか?🌞
最近やっと就活を考え出して、絶賛モラトリアムくぼ(
今日はなんと!ぶさべじ活動でも、私の個人インスタでもよく名前のあがる “浅川さん”についてのお話です!✌️
ぶさべじが販売やご飯会やシェアハウス活動でいただくお野菜はほとんどが浅川さんが作ったお野菜、そして浅川さんは私の“食と農”人生の紛れもないKey Personなんです。
- なんて日だ...。
- ぶさべじのお母さん、”浅川さん”って?
- 浅川さんが農家になった理由
- Tasty-First〜美味しい第一〜
- 直感で“美味しい”
- 人は自分の知っていることが全てだと思ってしまう
- 自分を最大限生かせる処で勝負する
- やっぱり浅川さんかっこいい😍
なんて日だ...。
一昨日5月13日土曜日はなんとてすんばらしい1日を過ごさせてもらいました。
【午前】
浅川さんが出店されてるFarmers Market EAT LOCAL KOBEでの売り子の手伝い
野菜を手に取った方が、浅川さんにお野菜の特徴や美味しく食べる方法とかを教えてもらったり、「前買った野菜を美味しかったわ〜」って伝えたり、そうやってお互いに笑顔が広がって。
買い手と創り手の顔の見えるコミュニケーションってやっぱりいいなあって改めて感じました。
それにそれに!一昨日は、私が大好きな六甲のカフェ”レピス”さんハーブ料理とスイーツのお店L'epice (レピス) | 阪急六甲駅より南に徒歩5分。JR六甲道駅より北に徒歩8分。と浅川さんのお野菜のコラボ朝ごはん🌞
大好きな浅川さんのお野菜を大好きなレピスさんが料理してくれるって幸せすぎる...。浅川さんとお店番を交代しながら、美味しくいただきました...🙈💕ものものものすごくおいしかった💕
【昼ごはん】
お昼は、実は人生の初となる讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺うどんを食べ
(私がもし香川県民じゃなかったら普通に美味しかった笑)
母に丸亀製麺に魂を売りかけてしまった、という懺悔LINEと母の日のメッセージを添えて送り(1日早かった)
【午後】
畑に行っての”浅川セラピー”
浅川セラピーについてはこちら→3分で分かる”ぶさべじ” - べじぶろぐ
今日の作業は、堆肥作りとおみやげの絹さや取り。
毎度毎度泥のように汗をかいて、泥のように眠れる、プログラムが待っています。
そして、何よりこの浅川セラピー最大の魅力は移動&休憩時間の浅川さんとのおしゃべり!! 毎回、本当に自分の知らない世界が広がってためになりまくります。 今日はちょびっとその様子をお送りします!
ぶさべじのお母さん、”浅川さん”って?
ぶさべじのお母さん、”浅川さん”と名の広い、浅川元子さん
経営している畑の名前は”チアファーム 元農園”(https://www.facebook.com/cheerfarm/)
その由来はまさしく、名前である“元”の字から、Cheer を導き出したそうです。
それは元気の”元”という意はもちろん、健康の”元“、美味しいの”元“という意味も含んでいます。農業を始め2年目の冬、友達と飲みに行った帰りにハッとチアファームが舞い降りたそう。
さすが、、お酒を飲んで、ゆるっと、こんなにもしっくりきた名前が思い浮かぶなんて、浅川さんとお酒は切っても切り離せない仲ということを物語っています。
チアファームは、神戸市西区平野町で少量多品目の野菜を必要最小限の農薬を使って栽培しています。主には、個人経営の飲食店に搬入したり、個人郵送販売したり、Farmers Market ”EAT LOCAL KOBE”出店したりして、野菜を皆に届けています。
浅川さんが農家になった理由
もともとOLをされていた浅川さん。会勤めの最中は、忙しすぎて毎日の食事の軸はコンビニ弁当。そして足りない栄養はサプリメントで補うという食生活を送っていました。週末に買い物に行ってきゅうりや葉物野菜を買っても、せいぜい週の半ばまでしかもたないし、しかもそれらの野菜は50年前と比べて10分の1の栄養しかないものがあるという事実を知りました。
また、友達を旅行に行った時、いつものようにサプリメントを飲んでいたら、その友達に「ちょっと、薬飲みすぎじゃない?」言われ、浅川さんは”ハっ”としました。その時に、自分の食習慣の異常さに気づきたそうです。」
「買い物に長い時間をかけたり、高いお金を払ったりしないと、まともに野菜が買えないなんて...。」
「こんな毎日のはずじゃなかった…。」
毎日の食生活に違和感と不満を感じていた浅川さんは、
“きっと他にも自分のように感じている人はいるはずだ。だったら私がこのニーズをみたす人になろう”
と思い立ち、その後会社をやめて農業の道に進みました。2年半の研修期間を経て、現在農業暦6年目です。
この話を私が大学1年の秋、浅川さんと始めて出会った時に聞き、
「やばい.....かっこよすぎる!!!」と衝撃を受けて、今の道に進むきっかけになりました。
Tasty-First〜美味しい第一〜
チアファームが掲げるのは、Tasty-First 〜美味しい第一〜で野菜を作ること。今日はそのTasty-Firstについて伺ってみました!
久保:チアファームの掲げる”Tasty-First”っていいですのね。私もやっぱ本当に美味しいものって何も頭で考えず直感で”美味しい”って感じるし。American-Firstより何十倍も好きです。笑
浅川さん:
Tasty-FistはSafety-Firstから来ています。小学校の時には工事現場などで“安全第一”の文字をよく見ていたけど、意味を深く考えた事がなかったんです。でも、派遣で神戸製鋼へ行った時の安全講習で、実際鉄工所の中では、何人もの方が命を落としているんだということを知りました。実際何千度もの鉄を扱う中で、少し鉄が少しでもこぼれてそれが身体にかかった時には、もう死にいたってしまう。そんな環境の中では、作業効率がどうのこうのということよりも、”安全である”ということが第一に優先されるべき。そんな“安全第一”という言葉の深い意味を知りました。それから祈りのようにも“安全第一”という言葉が心に残っていて。
直感で“美味しい”
浅川さん:
どんどん新しい説が出て、これまでの常識が覆されるし、程度や、やり方によっても良し悪しは違ってくる。
頭で考えただけの“良い野菜”なんて、消費者だった私が望むものではありません。
頭で判断する情報がアテにならないなら、
“身体に良いものは、食べて美味しく感じないと生物として生き残れないはず!”
というもっともっと原始的な部分を野菜作りの基本にしようと思いました。
私の方針を表す言葉として、ずっと心に残っていた“安全第一”という言葉を借りて“美味しい第一”としよう。と決めて。
調べてみたらちょうど英語では“safty-first”というので、文法としては正しくないけど一文字だけ変えたら“tasty-first”となるやん!という事で決めました。
人は自分の知っていることが全てだと思ってしまう
実は私は、ちょうど最近ゼミ活動の一環で農産物の流通について調べていました。でもよく分からないことばかりだったので、浅川さんに相談させていただいたんです。というのも、今は農産物のことってネットで調べても講演会などに行っても、慣行農法、有機農法、減農薬、無農薬、などと様々なスタイルがあって様々な意見や批判が充満しています。私も、未だ実践もしていないし、自分がどの主張を信じて、何がいいだなんてなかなか断言できません。
今回の話の内容は割愛しますが、浅川さんは本当に中立な意見をくださいます。
“人は自分以外ことに対しては、なかなか理解しずらしものだし、自分の知っていることが全てだと思い込んでしまうでしょう。”
と言って、両方を見た上での意見をくれるから、本当に視座高いなあって。
浅川さんのおかげで、もう一度落ち着いて考え直すことができました。
自分を最大限生かせる処で勝負する
流通の話をしている中、今まで何だかんだ聞いてこなかったことについて伺ってみることにしました。
久保:浅川さんはなんで今の農協を介さない農業スタイルにしたんですか?
浅川さん:
私は、農薬の規制をきっちり守って野菜を綺麗に作ることで頑張りたくないと思ったんです。何十年も農業をしている人に、新規就農の私が同じようにやって勝てるわけないし。
それに農協というのは、そもそも農家が一軒ずつの規模では出来ない事を何軒もまとめ、規模を大きくすることによってできるようにする組織であるはずなのに、有利な営業をしてこないから、販売価格が安くて農家の手取りが上がらないんです。ということでは、私はやっていけないから。だから私は、農協出荷はせず、これまでの経験や自分の得意が生かせる今のスタイルにすることにきめました。
やっぱり浅川さんかっこいい😍
今日1日を通してもやっぱり浅川さんってすごい..。
こんな近くで関わらせてもらえることに感謝しないとなって改めて、確信しました。
それに、浅川さんの私がほんとに共感できるところが“美味しさへの探究心”
多分お互い、時間があるとこれでもかってくらい手間かけて美味しさとカロリーの掛け算をしまくるんですよね。二人しでぶ症だね〜って。笑
もう、そんな食欲に素直に行動しているって本当素敵!大好き!
これからも、どんどん私の大好きな憧れの浅川さんのかっこよさとか、おちゃめさとか、いろいろな部分を伝えたいなあって。そんでもって何より、本当に浅川さんのお野菜を食べてみてほしいです!!!まっじで直感で、五感で、うんんまいっすから!!!!!
P.S.
最近食べた浅川さんの絹さや、新玉、間引き人参、大根
シンプルにオリーブオイルと岩塩をかけたり、バターと醤油をかけたりしてホイル焼きする。
それだけなのに、野菜の甘さと旨みに圧倒されます。